北海道がん予防検定を用いた地域ぐるみ・がん予防プロジェクト
プロジェクト概要
私たちのプロジェクトが生まれた背景
私たちの住むオホーツク地域は、全国・北海道のいずれと比較しても、喫煙率が男女とも高い状態です。また、がん検診受診率も全道平均を大きく下回っています。
関係機関の努力に関わらず、がんに対する市民の意識は低く、その結果が肺がんの死亡率の増加傾向、女性の乳がん・子宮がんの死亡数の増加として表れています。
市民に「がん」に関する知識を広め、その予防に関心を持ってもらわなければなりません。こうした課題の解決には、医療・保健に関する機関だけでなく、市民団体や地域団体が一体となって協働することが求められています。
私たちの目標と計画
患者・市民に向けて
性別、年齢に応じたがん予防検定バージョンにより、参加意識を持ちやすく、学習効果の高い「がん予防検定」の特徴が広く、市民に広がることが期待できます。また町内会活動、市民活動、企業活動、患者団体活動との連携が取り易い内容であり、市民の健康維持、がん予防活動のための健康セミナーの新たな形として定着していくことも期待できます。
地域に対して
高齢化が急速に進む地域において、市民の健康を維持していくことは重要な課題です。
がん予防検定を受講した人たちには行動変容がはっきりと表われているため、健康維持に関心はあるが、積極的に検診等を受診していない人たちに健康に目を向けさせる手法として大変有効な手段です。
他の地域への普及
都市部と農村部において実施団体を養成し、参加規模に応じた実施方法のマニュアル化を進めます。地域、規模に応じた手法を確立することにより「がん予防検定」の他地域への普及をはかります。
これらの目標を達成するために、がん患者とその家族、医療や行政に携わる人々、地域の方々とつながりながら本プロジェクトを進めていきます。
こんな動きにつなげたい・こんな効果を引き出したい
・マニュアルの完成により、「がん予防検定」実施の可能性が拡大し、健康維持活動の推進に寄与します。
・検定問題の解説の専門性、信頼性が高まり、「がん予防検定」そのものの信頼も増し、実施性が高まります。
・「がん予防検定」を体験できる人たちが増加し、健康維持への関心が高まります。
・「がん予防検定」参加者の検診率を向上させます。
・IT機器を使用せずに実施できる手法の確立により、より広範囲の人たちにがん予防検定を実施することができます。
私たちに注目してください
・「がん予防検定」の実施に必要な準備、教材、運営に関するマニュアルを作成します。
・検定問題の解説に関して、婦人科系、タバコ関連問題の解説ビデオを充実させます。
・人口規模が異なる2地域(政令指定都市1、町村部1)において、「がん予防検」定実施に協力するNPOや患者団体を募り、ファシリテーション(*)研修などのサポートを行います。
・参加者別(性別・年齢)検定問題を作成します。
・参加者10人以下の場合の機器を使用しない実施方法、参加者200~300人の場合の実施方法を確立します。
(*)ファシリテーションとは、会議やワークショップなどの席上で、有意義な議論や学びが行われるように、全体の進行を調整することです。その役割を担う人は、従来の「司会」や「先生」とは若干異なる役割や能力を求められるので、その区別のために「ファシリテーター」と呼ばれています。
私たちは、地域の皆さんとコミュニケーションの場を設けます。インターネットなどを通して発信される私たちの動向に、どうぞご注目ください。
メンバーの紹介
本プロジェクトは、私たちが進めます。(かっこ)内は所属を表しています。
・谷井 貞夫(北見NPOサポートセンター理事長)
・西平 順(北海道情報大学医療情報学科 教授)
・中岡 良司(日本赤十字北海道看護大学 教授)
・加瀬 史代(札幌市北光記念病院北光記念クリニック地域連携室看護課長)
・山田 佳代子(キャリアコンサルタント)
・萬谷 純子(コミュニケーションコーチ)
メンバーからのメッセージ
防災活動と「がん」の啓発活動は似ています。
地域の全員に参加してもらうための工夫という点で、協働しながら学び合うころがあるはずです。
私たちは地域の防災活動に取り組んで3年、福祉の専門家や町内会などを結び防災の輪を広げてきました。防災問題は全員参加が前提です。そうして育てたネットワークを、がんの問題解決にも役立てたい。このような発想でがん政策情報センターの地域プロジェクトに応募しました。
私たちは「がん予防検定」を企画しています。これは昨今の検定ブームにヒントを得ていますが、その内容はがん検診の受診率を上げるためのワークショップです。運営スタッフには、育児などで休業中の保健師や看護師の参加も募りますし、すでに決まっている人もいます。いずれはスタッフからがん予防に関するファシリテーターも育つでしょう。
防災活動の参加者には若者もいます。健康に対するケアがおろそかになりがちな世代ですが、がんの問題に関わる中で自分自身に思い至る時もあるでしょう。このように健康に関心のない人も自然な形で集めるにはどうしたらよいかを、日々考えています。
(谷井 貞夫:北見NPOサポートセンター理事長)
関連リンク
北見NPOサポートセンター
支援や協力の得られる団体
・北見市
・網走市
・紋別市
・津別町
・大空町
・訓子府町
・斜里町
・各自治会連合会
・NPO法人 市民と共に創るホスピスケアの会(札幌市)
・北見赤十字病院
・北見医師会
・札幌市北光記念病院北光記念クリニック地域連携室
・深川市立病院
・北海道網走支庁保健福祉部
・北見市保健福祉部 市民環境部
・津別町保健福祉課 住民生活課
・北海道情報大学 医療情報学科
・日本赤十字北海道看護大学
スケジュール
以下の予定でプロジェクトを進めます。
| 1月 | 2010年の事業進行方法会議 | |
| 「がん予防検定」実施協力団体選定 | ||
| 2月 | がん予防ファシリテーション研修(道内) | |
| 3月 | 「がん予防検定」問題解説VTR作成 | |
| 4月 | 「がん予防検定」実施協力団体 | |
| ファシリテーション研修① | ||
| 5月 | 「がん予防検定」実施協力団体 | |
| ファシリテーション研修② | ||
| 6月 | 「がん予防検定」実施協力団体 | |
| ファシリテーション研修③ | ||
| 7月 | 「がん予防検定」実施協力団体 | |
| ファシリテーション研修④ | ||
| 8月 | 「がん予防検定」問題解説VTR作成 | |
| 9月 | 「がん予防検定」(実施協力団体) | |
| 10月 | 「がん予防検定」(実施協力団体) | |
| 11月 | 報告書作成 | |
| 12月 | 報告書提出 | |
活動
2010年の活動について
活動レポート~地域から生まれる好事例2010~(抜粋版:北海道)
・北海道オホーツク周辺自治体で、ひととおりがん予防検定を実施しました。
・北海道庁のまちづくり支援事業で、ICT活用健康維持活動として採択され、2011年1月~3月に3カ所でがん予防検定を実施することも決まりました。北海道では、地道にがん予防検定を広めていく素地ができつつあります。
・北海道北見市内の子育て支援NPOが運営する多世代交流健康コミュニティハウスで、女性向けがん予防検定を、子育て世代の女性を対象に実施しました。
・がん政策サミットで、たばこ検定の形式で、がん予防検定を実施しました。参加した全国各地の患者会リーダー、行政、議員の人たちに、がん予防検定知ってもらい、後日問い合わせを受けました。
・メディアによる報道について 2010年5月27日:北海道新聞、6月9日:経済の伝書鳩
2009年の活動について
活動レポート~地域から生まれる好事例2009~(抜粋版:北海道)
・協力病院や患者団体等にヒアリングし、専門家によって、がん予防検定の問題を作成しました。
・がん予防検定ワークショップ運営能力アップのためのファシリテーションスキル研修をしました。
・がん予防検定ワークショップを北見市と津別町で開催し、50名が参加しました。
・がん予防検定ワークショップ参加者への事後アンケートを実施しました。
・メディアによる報道について:09年11月30日:北海道新聞、12月3日:NHK(北海道)、4日:北海道新聞、11日:NHK(全国)
このプロジェクトへの連絡先
本プロジェクトへのお問い合わせは、下記までお願いいたします。
申請代表者氏名:谷井 貞夫
住所:北海道北見市北4条西3丁目3
電話:0157-22-2055 FAX:0157-36-0838
E-Mail:k-npo-sc@sea.plala.or.jp
更新日:2011年04月01日
これまで協働してきたプロジェクトです。
-
- 山梨県
- 山梨がん医療の輪
-
- 岐阜県
- ICサポーターの養成
-
- 愛知県
- 愛知発:ピアサポートプロジェクト
-
- 滋賀県
- がん検診受診率向上大作戦
-
- 広島県
- みんなで考える乳がんプロジェクト
-
- 愛媛県
- 「家族必携」作成と「家族塾」開催
-
- 沖縄県
- 「がんかわら版」出前屋







