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宮城県患者発・宮城版 退院時サポートプロジェクト

トピックス

  • 2011年03月12日
    セミナー『がん患者・家族の集い~食事と体調管理の工夫~』を開催します。

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  • 2010年03月23日
    「宮城版 退院時サポートキット完成披露会」を開催し、患者・家族を中心とした多くの方に参加していただきました。

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  • 2009年11月06日
    大崎市民病院で「退院支援システム導入」研修会を開催いたしました。

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  • 2009年07月29日
    大崎市民病院 看護部を中心としたスタッフの方々へ今回のプロジェクトの説明をいたしました。

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プロジェクト概要

私たちのプロジェクトが生まれた背景

クオリティー・オブ・ライフ(Quality of Life,:QOL)という言葉があります。日本語では「生活の質」となりますが、がん患者にとっての QOL を左右する要素は何でしょう?簡単な答えはありませんが、私たちは退院後の療養の行われ方に注目しています。

近年のがん治療は入院期間が短くなっています。通院による化学療法を選ぶ人も少なくない。こうした状況の中で、がん患者一人ひとりが抱える不安の解消を図ったり心のケアを行うことは、容易ではありません。

宮城県内には、がん患者の療養を支援する仕組みがあります。私たちは、こうした仕組みの利用を促し、一人でも多くの患者が前向きに療養できるような環境を整える必要があると考えています。

またこうした環境の整備には、病院と患者・市民が参画する必要があると考えています。一人でも多くの方がこの課題に参加できるような道筋を作る必要もあるでしょう。

私たちの目標と計画

患者・市民に向けて

・宮城県で年間にがんに罹患する総数が12,000人であり、『宮城版:退院時サポートキット』(*)を3,000人に配布することで県内のカバー率が25%になります。
・患者・家族はがん療養についての幅広い情報を知り、地域の医療体制を理解して、相談支援を積極的に活用して、前向きな療養ができます。
・市民は宮城のがん療養の体制について、患者・家族・医療者・行政・企業・マスコミが一体となり支援を行っていることを理解し、がん患者の苦痛を軽減するために市民ができることを学ぶことができます。

地域に対して

・「退院時サポートキット」に紹介された県内の医療資源の情報を等しく知ることによって、患者の情報格差や地域格差が解消されて、均てん化が推進されます。
・病院においては「退院支援システム」(**)が普及し、地域に帰った場合の在宅ケアや地域連携が推進されます。患者が安心して療養できる体制が推進され、宮城県内の7つの2次医療圏で格差が解消されます。

他の地域への普及

・10都道府県において「退院時サポートキット」のような患者支援体制を構築することに繋がるような情報提供を行います。
・病院に対して行った「退院支援システム研修会」のノウハウを広く公開して、全国の病院での普及につなげます。

(* ) … 退院サポートキット:支援団体の連絡先や療養中の注意点など記載した冊子
(**) … 退院支援システム:先進事例を基にした退院後支援の指針を提供

これらの目標を達成するために、がん患者とその家族、医療や行政に携わる人々、地域の方々とつながりながら本プロジェクトを進めていきます。

こんな動きにつなげたい・こんな効果を引き出したい

・「退院時サポートキット」を利用した患者が、退院後の不安を軽減して在宅療養などに前向きに取り組むことができます。
・病院に「退院支援システム」を導入してもらい、患者の退院後の療養支援を地域全体で取り組む体制を構築します。

私たちに注目してください

・宮城県内10病院に「退院時サポートキット」の配布を依頼し、承認を得られた病院から「退院時サポートキット」を配布します。
・がん診療連携拠点病院2ヶ所で、「退院支援システム研修会」を開催します。

私たちは、地域の皆さんとコミュニケーションの場を設けます。インターネットなどを通して発信される私たちの動向に、どうぞご注目ください。

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メンバーの紹介

本プロジェクトは、私たちが進めます。(かっこ)内は所属を表しています。

・郷内 淳子(婦人科がん患者会「カトレアの森」 代表) → 市民医療リーダーに聞く
・中山 康子(NPO法人 在宅緩和ケアセンター“虹” 代表)
・菅原 よしえ(石巻赤十字病院 がん看護専門看護師)
・北川 禮子(石巻ホッとサロン 代表)
・川原 礼子(東北大学 看護学教授)
・後藤 百合子(宮城県 保健福祉部 疾病・感染症対策室 がん対策班)
・奥山 ふみ子(宮城県在宅緩和ケア支援センター)

メンバーからのメッセージ

がん患者に対する退院後のサポートは重要です。
宮城県のがん患者が安心して療養するためには、ここは見過ごせません。

郷内さんがん患者はたとえ退院しても、再発への不安や療養に伴う体の苦痛に耐えています。自分の状況と今後の療養に関してどんな選択肢があるのかが分かれば、不安は取り除かれ心の支えが得られます。このためには療養生活についての知識のほかに、どこに行けばどんなサービスを得られるのかといった、地域に根ざした支援の情報が必要です。

私自身、5年前にはがんと闘っていました。当時の入院期間は今よりも長かったため、自分の病気を受け入れ退院後に必要な情報を集める心のゆとりが持てました。しかし、心のゆとりは入院期間の短縮によって失われつつあります。私たちは昔の良かった点が失われたと嘆くのではなく、今の状況に応じた対策を考える必要があります。まずはがん患者の退院時に的を絞り、過不足のない情報を手渡せるように努めます。このために在宅緩和ケア支援センターや患者サロンなど、市民を中心に多様な立場で働く人と手を取り合いながら一歩ずつ前進しているところです。

(郷内 淳子:婦人科がん患者会「カトレアの森」代表)

関連リンク

婦人科がん患者会「カトレアの森」
NPO法人 在宅緩和ケアセンター“虹”
宮城県保健福祉部 疾病・感染症対策室 がん対策班

支援や協力の得られる団体

・宮城がん患者支援の会
・婦人科がん患者会「カトレアの森」
・NPO法人 在宅緩和ケア支援センター“虹”
・石巻ホッとサロン
・宮城県大崎市民病院(がん診療連携拠点病院)
・石巻赤十字病院 (がん診療連携拠点病院)
・県内のがん診療連携拠点病院
・宮城県保健福祉部 疾病・感染症対策室 がん対策班
・宮城県がん対策推進協議会
・東北大学大学院医学系研究科
・宮城県対がん協会

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スケジュール

以下の予定でプロジェクトを進めます。

1月   アンケートの分析に基づき「退院時サポートキット」の見直し
修正原稿作成
医療資源データ更新
2月   アンケートの分析に基づき「退院時サポートキット」の見直し
修正原稿作成
医療資源データ更新
3月 中旬 2011年版「退院時サポートキット」印刷
下旬 県内拠点病院を中心に患者に配布
4月   県内拠点病院を中心に患者に配布
5月   県内拠点病院を中心に患者に配布
6月   県内拠点病院を中心に患者に配布
7月   県内拠点病院を中心に患者に配布
「退院支援システム」研修会
プロジェクト進捗中間評価
8月   県内拠点病院を中心に患者に配布
9月   県内拠点病院を中心に患者に配布
県民向け「退院時サポートキット」広報イベント
10月   県内拠点病院を中心に患者に配布
「退院支援システム」研修会
11月   県内拠点病院を中心に患者に配布
12月   年間活動報告書作成

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活動

2010年の活動について

活動レポート~地域から生まれる好事例2010~(抜粋版:宮城)

・宮城版「退院時サポートキット」を県内のがん患者や医療者、保健師など医療系行政職、県外の行政、医療者、患者団体リーダー等に広く配布しました。(配布総数 1,500部)
・県民向けに「退院時サポートキット」広報イベントを5回開催し、配布しました。
・第48回日本癌治療学会での講演や、第4回「新しい医療のかたち表彰」への応募で、プロジェクトの普及活動を行いました。
・「宮城版退院時サポートキット完成披露会」(3/23)を開催し、患者・家族を中心とした約100人の方に参加していただきました。テレビや新聞の報道により、患者だけではなく、医療者からも問い合わせを多数いただきました。結果的にサポートキットを350部配布しました。
・アンケート付きの「退院時サポートキット」を配布しました。県内の7ヶ所のがん診療連携拠点病院全てで患者向けの配布の協力を得られました。(病院経由で670部配布)
・アンケートの評価は90%が「かなり役立つ/少し役立つ」との高評価となりました。
・県民向け広報イベントとして、看護師やケアマネージャー向け研修会の場で「退院時サポートキット」を紹介し、参加者全員に配布しました。コメディカルに退院時サポートの重要性を認識してもらい、がん患者の在宅療養支援の有力な応援団になってもらう環境つくりを目指しました。
・県内には気仙沼地区・登米地区・県南地区といったがん拠点病院のない空白域が存在します。この地域のがん患者を支援する取組みは地域全体で行う必要があります。宮城の医療資源の情報や相談支援の場を紹介した「退院時サポートキット」により、県内のがん患者の情報格差の解消がはかられました。
・メディアによる報道について 2010年3月18日:読売新聞宮城版、3月21日:河北新報、3月23日:NHK仙台放送、東日本放送                   

2009年の活動について                     

活動レポート~地域から生まれる好事例2009~(抜粋版:宮城)

・当プロジェクトが「宮城県がん対策推進計画」を推進するための主な取り組み(アクションプラン)④在宅医療の推進 ⑤相談支援と情報提供の充実に採択され、地域で連携して取り組む方向性が明確になりました。
・宮城県保健福祉部長より公文書として、県内の7カ所の「がん診療連携拠点病院」と5カ所の地域の中核的病院(計12病院)に向けて、当プロジェクトへの協力依頼を発出していただきました (10年9月9日疾感対第532号)。
・「退院サポートキット試作版」を試験的に50部配布し、アンケートを実施しました。
・「退院支援システム」導入研修を、大崎市民病院で2回実施し、計55人の病院スタッフに参加していただきました。
・メディアによる報道について、09年7月14日:河北新報、7月18日:NHK仙台、9月28日 Japan Medicine

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このプロジェクトへの連絡先

本プロジェクトへのお問い合わせは、下記までお願いいたします。

・申請代表者氏名:郷内 淳子
・住所: 宮城県仙台市太白区南大野田12-14 プラザT2 101
・E-Mail:qqx38gtd9@helen.ocn.ne.jp

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更新日:2011年04月01日

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